映画の銀河で感想を言いたくて

映画の感想を気ままに書きます。更新頻度は低めですが、地道に続けていきます

2017年公開映画 個人的ランキング

久しぶりにブログを書きます。

 

今年も残りわずかになり、そろそろ一年を纏める時期になりました。

 

ということで、簡単ながら今年上映の映画でランキング付けしたいと思います。(ランキングは割と適当なので、気分によって順位が入れ替わると思って下さい)

 

 

メモと記憶が適当な時期があったせいで、2017年公開じゃない映画が入ってる可能性がありますが、その場合は優しく突っ込んでやって下さい

 

1. ベイビー・ドライバー

この面白さはブログに書き済み。是非ともサントラ手に入れたいです。


2. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーミックス

こちらもブログに記載済み。1に続いて選曲が私のどストライク。ヨンドゥとグルートがお気に入り!

 

3. 美女と野獣

アニメ版は、お気に入りの多いディズニー作品の中でも、かなり上位に入る作品。今作品は、映像のクオリティにディズニーの本気を感じました。「Be our gest」「Beauty and The beast」が特にお気に入り。


4. ドクター・ストレンジ

悪役がマッツ・ミケルセン

ドクターに懐いたマントが可愛かったです。私も欲しい。

 

5.  アトミック・ブロンド

戦闘シーンがリアル肉弾戦で、今まで見たスパイ映画と雰囲気が違った。闘う美女が見れて満足です。


6.  オリエント急行殺人事件

名優たちを拝めました!英語の訛りが楽しかったです。


7. モアナと伝説の海

映画を観る前から気に入っていた主題歌は、やっぱり良かったです。

 

8. マグニフィセント・セブン

イ・ビョンホンの格好良さに気付きました。


9. ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

キャラクターが個性的で可愛かったです。

 

10. バリー・シール アメリカを嵌めた男

原題「American Made」の方が良かったと思います。

 

こうして改めて見ると、映画に使われてる音楽が、私の中で大きなウエイトを占めているようだと気付きました。

 

因みに、近いうちに「スターウォーズ 最後のジェダイ」を観に行く予定なので、ランキング変わると思います。

 

以下、まだ鑑賞していないけれど観てみたい作品たち

・ララランド
怪盗グルーのミニオン大脱走

パイレーツオブカリビアン 最後の海賊
アサシンクリード
パワーレンジャー

イギリスのSFコメディ映画として名高い「銀河ヒッチハイク・ガイド」ネタバレ付き感想

銀河ヒッチハイク・ガイド

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 とりあえず、何も考えずに見たいときに見る映画。

 

頭を使わずに観れる、SFコメディ映画です。何度も観ているのですが、考えて観たことが無いので、深い話は書けないです。原作があるそうなので、読んでみたいところです。もしかしたら、原作を読んだら何か分かるかも…原作を読んでから考察しようかな。いつになるか分かりませんが。

 

この映画を初めて観たきっかけは、「英国映画観たいな」と思って検索をかけて、気軽に観れる傑作コメディ(みたいな感じで)紹介されていたからです。

マーティン・フリーマンが主人公ということで、「じゃ、観てみようかなー」くらいの気持ちで観たと思います(余り覚えてないです)

 

英国映画、私の中で当たりが多いです。

英国映画の絶妙に淡々とした雰囲気が私好みなのか。

日本に渡ってきている英国映画は厳選されているから面白いものが多いのか。

それとも、私が英国俳優の顔が好みだからなのか…。

(この映画はアメリカとイギリスの合作ですが、原作はイギリスのものなので、殆ど英国映画だと思ってます)

 

兎に角、映画「銀河ヒッチハイクガイド」面白いです!

この映画は、爆笑というよりはクスッと笑える感じです。

そう言って、ハードルを上げて良いか悩む内容ではあるのですが…。

コメディ映画って人によって笑いの沸点が違うだけに、他の人に薦めにくいですよね。

 

以下、ネタバレあります

 

 

①突然破壊される地球

映画の始まりは、主人公のアーサーの家が高速道路工事に邪魔だという理由で「立ち退き要求→拒否したが壊される」という場面から始まります。

落ち込む主人公。そこに友人のフォードが現れ、今日地球が破壊されると言う無茶苦茶な発現をします。混乱する主人公は、共に地球外に脱出。地球は、主人公の前であっけなく破壊されます。

 

理由は

「宇宙バイパス建設に地球が邪魔だから」

「前々から通知してましたから」

 

お役所仕事な回答。ここの部分も、皮肉っぽくて好きですね。

 

②銀河ヒッチハイクガイド

銀河ヒッチハイクガイドは、作品の中でも本として登場します。どんなことをしても壊れない優れもの。銀河をヒッチハイクする為の参考書として全宇宙で爆発的ヒットを記録した本です。

頭の固い&悪い地球人向けに、物語風の本として発売されているようで()

 

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主人公は、この銀河ヒッチハイクガイドを手に、宇宙の旅に放り出されます。

 

③さよなら、いままで魚をありがとう

 何それ?という感じですが、この映画に出てくる曲の題名です。私のお気に入り曲です。この映像を観れば、この作品の世界観が分かると思います()

 

 さよなら、いままで魚をありがとう(So long and thanks for all fish)


So long and thanks for all the fish - Hitchhiker's Guide (HD)

 

日本語字幕版も見つけたので、リンクを貼ります

さようなら、いままで魚をありがとう(So Long and Thanks for all the Fish) (sm11846264) をアカウントなしで見よう! | NicoGame

 

④ロボットのマーヴィンは魔法界と関係あり?

 マーヴィンは、とても頭が良いのですが、それ故か常に悲観的。マイナスな発現しかしない。被害妄想の気があり、基本的に絶望してます。

 

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彼は試作品(プロトタイプ)であるため、人間の典型(プロトタイプ)である「根暗」な性格をしているらしいです。このあたりも、皮肉とギャグが含まれています。

英語でのオヤジギャグ的な部分があるなら、英語版で読んだ方が良いのか?とか思ってしまいます。それが、尚更原作を読む気持ちを遠ざける訳ですが。

こういう場所で「原作読みます!」と公言しておくと、少しは読む気になる(かも知れない)。

 

「マーヴィン」は、真ん丸フォルムが可愛いです。

トコトコ歩く姿が可愛い!

この映画のマスコットです。癒し系。

 

中の人は、ハリーポッターフリットウィック先生役で有名なワーウィック・デイヴィス

マーヴィンは前かがみ(頭を前に傾けている)姿勢が多いので、ワーウィック・デイヴィスの首は大丈夫なのかと要らぬ心配をしてしまいます。

 

そして声は、同じくハリーポッターからスネイプ先生役、アラン・リックマンです。

渋くて良い声なのに、発言も声も暗い…!声が低いだけに、根暗な感じが際立っています。

 

今度、ハリポタの感想も書こうかなと思います。ハリポタシリーズは、銀河ヒッチハイクガイド(と他数本の映画)と並び、私が暇な時に観るお気に入り映画の1つなので。(ハリポタは、原作も読んでますよ!一応主張しておきます)

 

⑤人生、宇宙、そして全てについての答えは…?

 「人生(life)、宇宙universe)、そして全て(everything)についての究極の答え」を計算するスーパーコンピューター(ディープ・ソート)。750万年かかって出した答えは…

 

何と42」!

 

そうか、42か!なるほど!?

 

この部分、好きですね。究極の答えを期待して、肩透かしを食らう感じが良いです。いや、全ての答えなんて、計算で答えが出せる物じゃないんですよ!きっと

 

因みに、原作者のダグラス・アダムズは、意味のない平凡な数字を当てはめたそうです。

 

 

ハチャメチャSFコメディ映画

「銀河ヒッチハイクガイド」

クスっと笑えます。 おすすめです

 

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (感想・ネタバレ)

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

 

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あらすじ

フロリダで生まれ育ったジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた死を遂げた。

祖父の遺言に従って小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこには美しくも厳格なミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが住んでいた。

やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿ったある力に気づき、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かっていくのだった…。

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』オフィシャルサイト

 

 

映画館で観たかったのですが、都合が合わず、泣く泣く諦めた作品。

ようやくDVDを借りて観ました。

 

この映画は、ティム・バートン監督の作品

 

ティム・バートンの代表作といえば

アリス・イン・ワンダーランド

チャーリーとチョコレート工場

シザーハンズ

原作者として

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

などなど

 

夢のような雰囲気の、不思議な世界観の映画を数多く作製しています。

 

ファンタジーでありながら少し怖い雰囲気のある映画が多く、私好みのものが多いです。

 

ティム・バートンが監督の映画だと聞くと、私の中でハードルが上がってしまう部分はあるのですが…

 


ティム・バートンのダークファンタジー!『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』予告編

 

 

今回の作品

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は、どうだったかと言うと

 

面白かったけれど、私はアリス・イン・ワンダーランドの方が好き

 

という感じです。

 

特殊な能力を持つという時点で、既にX-Menと被ってるし…

X-Menも全シリーズ観ているくらい好きなので、被っていたところで全く問題はないのですが、やっぱり、世界観も登場人物も、アリス・イン・ワンダーランドの方が好きですね。

 

アリス・イン・ワンダーランド2作目まで出ているから、それぞれのキャラが立っていると感じるのか。

 

それとも、単純にアリス・イン・ワンダーランドのキャスティングが私好みだからでしょうか…(声だけでもアラン・リックマンが出ていると嬉しいです。)

 

兎に角、

この「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は

不思議な能力を持つ、こどもたちのお話です。

 

ティム・バートン監督らしく、少し怖い雰囲気もありつつ、ワクワクするような戦いのシーンもあって面白かったです。

 

この映画の魅力は、個性豊かな登場人物にあると思います。

子供が主役であるだけに、彼らの成長も楽しさの1つ。

 

そして、主題歌

With That You Were Here

映画の雰囲気とマッチしていて、お気に入りです


Wish That You Were Here (From “Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children”)

 

 

以下、ネタバレあります

 

①思わず応援したくなる主人公、ジェイク

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ジェイクは、不可解な死を遂げた祖父エイブの言葉の真相を知るべく、父親とイギリスのウェールズにやってきます。

 

始めは気付いていませんでしたが、彼には、

 

他の人には見えないものが見える

 

という、地味ながら重要な能力があります。

 

 日常生活では役に立たないけれど、だからこそ、ジェイクはこの年齢になるまで普通の人間として生きていく事ができたんですね。

 

ジェイクが見えるのは

生き物、特に能力のある子供達の目を食べるモンスターの姿

 

 

ジェイクは、このモンスターの姿が見える唯一の存在なので、

必然的に、「皆が自分を頼る」という立場に置かれます。

そのお蔭で、ジェイクはどんどん勇敢で行動力のある人間へと成長していきます。

 

そして、ジェイクと、空気よりも軽い少女、エマの恋も見所です。

エマがいたからこそ、ジェイクは頑張れたんだろうと思います。

 

皆を守ろうとする

そしてエマに会おうとする

ジェイクのひたむきな姿がなんだか微笑ましくて、応援したくなりました

 

私が年を取ったからか?

年のせいで、若さが微笑ましいのか

 

そんなことを思いながら観てました。

 

個性的なこどもたちが魅力

 

ジェイクが出会った奇妙なこどもたちは、色々な能力を持っています。

 

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個人的には、ジェイクを軽々持ち上げた怪力ハグが可愛くて一押しです。

私も経験してみたいです。

 

後半の戦闘シーンでは、年上の子供達(ジェイク、イーノック、オリーブ)と引けを取らない活躍ぶりを見せてくれます。

 

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あらゆる植物を成長させることが出来ます。

 

他のこどもたちに比べて即効性?のある能力ではないけれど、植物を成長させる方向や大きさまで操れる、結構凄い能力の持ち主です。

 

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後頭部に牙の生えた口がある。

彼女の前の口は、飾りとしての物なんでしょうか。

 

内気な性格のため、戦闘シーンでは余り前にでる事もなく、守ってもらう立ち位置でした。

お人形さんみたいで可愛い。

とは言え、あの鋭い牙で噛み付かれたら、痛いどころじゃ済まない気がします…

 

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夢をスクリーンに映す能力。

予知夢を見る事もあるようです。

 

予知夢を見る能力が、後半の戦いの場面で大活躍するのかと思いきや、

あれ?意外と、そうでもない?

戦闘シーンでは何をしていたのか思い出せない

 

どこかで、活躍してたっけ?

と疑うくらいに、戦闘シーンでの彼の記憶がないです…

ごめん、ホレース

 

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体の中に大量のハチを飼っています。

口を開ける食事の時は、虫よけの帽子をかぶっている。

という事は、彼は常に鼻呼吸なのか…

 

あのハチは、どこから栄養を貰っているのか少し気になる所です。

ヒューが食べたものから栄養を貰っているのか、

それとも、外に出て花の蜜を取ってくるのか

両方でしょうか?

 

 

ヒュー、ブロンウィン、フィオナ、クレア

この子たちは物静かな印象

 

唯一、ホレースが(英国紳士のような)性格をしているんだなと分かる台詞を言っていました。

 

台詞は余り無かったけれど、それぞれ能力面で個性が際立っていたので◎

 

 

③エマは実は強靭だと思う

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エマは、鉄製の靴を履いていないと地面に居られないほど、軽いです。

この靴を脱ぐと、ヘリウムガスの入った風船みたいにフワフワ飛んでいきます。

 

鉄製の靴で押さえつけられて生活するなんて、

足の甲、痛そう…

 

あんな靴を履いて、平気で歩いているエマは凄いです。強いです。

 

そして、軽いだけかと思いきや、空気を操ることもできるとのこと。

中盤の海底に沈んだ船でのシーンで、エマが余りにも大量の空気を出すので

 

肺活量スゴイ…!

 

と思うと同時に、

 

空気出し過ぎて、エマが消えて無くなりそう…!

 

と要らぬ心配をしていました。

 

④奇妙度No1のイーノックと、素直で可愛いオリーブ

 

 個人的奇妙度No1のイーノックは、主人公のジェイクとの関係と、オリーブとの関係がそれぞれ見所です。

 

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イーノックは、物に命を与え、それらに命令することが出来ます。

「戦え」と命令するだけで物が戦ってくれるので、戦闘シーンでは骸骨軍団の司令塔として大活躍しました。

 

疑り深いのか嫉妬深いのか、少なくとも素直な性格ではない性格のようです。

 

能力と本人の性格が相まって、かなり奇妙度が高いです。

 

始めは主人公のことを認めない立場だったのに、後半になって割とアッサリ受け入れたのは、なりふり構っていられなくなったからなのかな?

 

ツンデレを期待していたのですが、デレを見せたのは、ジェイクにではなくオリーブにでした。

ジェイクとの友情的シーンは、特に無し…

ラストシーン辺りで、ジェイクと2人で会話する画が欲しかったです。

 

オリーブは素直な良い子なので、彼女の想いがイーノックに伝わったことは嬉しいです。

 

⑤透明人間のミラードは、速く動く能力もあるのかな

 

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ミラードは、服を着ないと、全く見えない。

普段から帽子をかぶっているのは、頭がどこにあるか分かる様にするためだと思われます。

 

ジェイクがエマたちと出会う、最初のお店のシーンでは、凄い勢いで移動しながら、お皿やジョッキを飛ばしていました。

 

幾ら透明だからと言って、あの速さで動き回れるミラードは凄いです。

ジェイクが念力を疑うくらいの早業です。

 

きっと、あのお店のなかで猛ダッシュしていたんでしょう。

 

ミラードは茶目っ気のある性格で、

性格、能力共に、最も確立されたキャラクターだと思います。

 

⑥ミス・ペレグリンと白の女王が似ている

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ミス・ペレグリンは、時間を繰り返すことができ、鳥(ハヤブサ)への変身能力を持つ。

 

最適な場所と時間を選び、子供たちを守る役割を持っています。

 

時間を操る能力を持つせいか、時間に厳しい。

厳しい人なのかと思いきや、所々でこどもたちに甘いというか、過保護な印象を受けました。

 

ミスペレグリンの雰囲気や所作が、アリス・イン・ワンダーランドの白の女王に似ていました。

 

手首から上の独特な動きが特に似ていて、所々で白の女王がフラッシュバック

 

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 くる、くるりんぱ

 

ティム・バートンは、ああいうミステリアスな女性が好みなんでしょうか?

 

 

⑦大取の双子!!その能力は…!

 

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見た目は、ダントツで一番奇妙!

 

え、殺人鬼ですか?

いや、呪怨か?

 

この二人、実は名前が無いんですね。

公式でも「双子」としか記載されていないなんて…

彼らの過去は色々と複雑なのかも知れません。

 

この双子、最後まで能力が分からず、何の能力だろうかと楽しみにしてました。

 

私は、映画を観ながら

 

顔に何かあるんだろうな

見たらヤバいのか、見られたらヤバいのか

それとも、あの袋がないと顔を維持できない?のかな

 

双子らしく

2人で1つ!」

みたいな能力なのかな?

 

正解は

目を見た相手を石にする

まさかのメデゥーサ能力

 

さ、最初から全力出しとけよ!!

 

(最後にして全力で突っ込んだ瞬間でした)

 

 

十分に楽しい映画でした。

でも、総合点では、やっぱりアリス・イン・ワンダーランドの勝ち…かな

 

ちょっと話の流れが分かりにくくて、台詞で説明される部分もあったし、登場人物が多すぎて、それぞれを最大限に生かしているか微妙だったので。

登場人物が個性的なぶん、生かしきれていないのが残念です。

 

画像リンク先

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』オフィシャルサイト

 

 

 

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス(感想・ネタバレ)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス

 

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー公式 (@GotGJP) | Twitter

 

あらすじ

たまたま出会ったノリで結成された銀河一の“落ちこぼれ”チーム<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、“黄金の惑星”の艦隊から総攻撃を受けることに。
間一髪、彼らを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで感情を読み取れるマンティスだった。ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?
さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していき、彼らがなぜか銀河滅亡を阻止する最後の希望に。
その運命の鍵を握るのは、小さくてキュートな最終兵“木”グルートだった…。

 作品情報|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|マーベル公式

 

今年の5月に公開され、観に行きました。

前作ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを観て以降、ずっと続編を楽しみにしていたので、ワクワクしながら観に行ったのを覚えています。

 

そろそろ、DVDが販売開始です!

marvel.disney.co.jp

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックスには、前作があります。

1作目は、宇宙を救ったヒーロー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを描いた映画

2作目は、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーズの絆と、父と子の話を描いた映画

 

私は、今回の2作目の方が好みです。

笑いどころが多くて楽しい

父と子の絆物語に感動する

ベイビー・グルートが可愛い!

ヨンドゥが格好良い!

 

劇中音楽は、前作同様センスがあって、素晴らしかったです。

 

以下、ネタバレあります!

 

 

①ガーディアンズの魅力が詰まった戦闘シーン

 


「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」MovieNEX 無料プレビュー

 

 

ピーター率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが登場。

 

そろそろ標的が来るという場面にも関わらず、ガモーラと武器が被ったと嘆くピーター。

 

タコ生物との戦いを始める前に、音楽をかけようとするロケット。

そして、音楽は要らないとドラックスに言われて一言。

 

「ピーターは音楽好きだろう?」

 

この台詞で、ロケット、ピーターのことが好きなんだなあと思いました。

あと、ガーディアンズの絆が前作より深まっている。

(結局、ピーターにも音楽は無しだと言われる訳ですが。)

 

 

そして、大きなタコっぽい生物が登場し、戦闘が始まります。

 

皆が戦う中、ベイビー・グルートがミュージックプレイヤーを付けると

 

流れてくるのは、 Electric Light Orchestraの

Mr. Blue Sky


Electric Light Orchestra - Mr. Blue Sky

 

この曲に合わせて、ベイビー・グルートが踊り始めます

 

CMで散々見たベイビー・グルートのダンスシーンですが

 

やっぱり、可愛いー!

 

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 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー公式 (@GotGJP) | Twitter

 

ニヤニヤしながら観てました。

今作の大きな魅力の1つは、ベイビー・グルートの可愛さでしょう。

 

可愛く踊る、ベイビー・グルート。

その後ろで、死闘を繰り広げるメンバー。

 

可愛くてシュールで笑える。

 

 

 

その後も戦いは続くが、なかなか倒れないタコ生物

そこで、脳筋のドラックスが

 

身体が硬くて攻撃が届かないから、あいつの中から切ればいい!

 

そして、静止するガモーラを無視し、ドラックスは怪物の口にin

 

 

最初から、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの魅力が全開です。

 

お調子者でリーダー格のピーター

仲間のことが好きなロケット

可愛いベイビー・グルート

猪突猛進、脳筋野郎のドラックス

常識人のガモーラ

 

ガーディアンズの魅力と、前作より強い絆を感じられます。

 

そして、センスの良い音楽!

良いですね!

 

 

②ソヴリン人の無人戦闘機、操縦してみたい

 

無事、タコ生物に勝った一行は、

 

ソヴリン人に、バッテリーを届けに向かう。

 

ソヴリン人は、自分たちは完璧であると考え、基本的に他の種族を見下してます。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー公式 (@GotGJP) | Twitter

 

うわ、

 

金ピカ!

ま、まぶしい…!

 

ガーディアンズは、バッテリーと引き換えに、ネビュラの身柄を受け取ります。

なるほど、ピーター達は、ネビュラにかけられて懸賞金を手に入れるつもりなのか。

 

しかし、ロケットがソヴリン族からバッテリーを盗んでしまいます。

それに気付いたソヴリン族が、無人機で追ってくる。

 

必死に逃げるピーター達。

 

ソヴリン族は、戦闘機を遠距離(恐らく自分たちの星)から操作しています。

ゲームセンターでシューティングゲームをやっている感じ。

 

ピーター達が必至で逃げているのを観ながら、

 

あの無人戦闘機、操縦してみたいな

 

と思ってました。

楽しそう

 

 

③どうなる?ドラックスとマンティス

 

マンティスは、眼が真っ黒で、2本の触覚を持っています。

虫のようなイメージの女の子。

何となく、コオロギ…?

 

元々のデザインは、もっと虫ぽい雰囲気だったようです。

キャスティングが決まった後のテストで、

シンプルが良い!

という事で、こうなったんだとか。

 

 

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー公式 (@GotGJP) | Twitter

 

マンティスは、ピーターの父親であるエゴの世話をしている。

相手の気持ちを読み取って、操る能力を持つ。

彼女はエゴを眠らせることが出来る為に、エゴの星にいる事を許されているようです。

 

感情を操る能力

 

それ、結構凄くない?

 

感情を操ると言われると、キングスマンSIMカードを思い出します。

マンティスが本気を出したら、相当なチートキャラになりそうです。

  

 

そして、マンティスとドラックスが2人で会話するシーンへ。

前作では、復讐の鬼になっていたドラックスですが、

今作では、お笑い担当になっていました。

 

相変わらずのズレたセンスで笑わせてくれるし、猪突猛進でムチャする、冗談も言う

でも、しっかり仕事はするし、仲間思いなのも健在!

 

良いキャラになったと思います。

好きです。

 

ドラックスが、マンティスは醜い姿だと言います。

私は可愛いと思うんですけど。

虫っぽい感じがダメなのかな?

 

前作で、ドラックスが、ピーターのジェスチャーや比喩を理解しなかったので、ズレているのは分かっていましたが、やっぱり、感性が独特なんでしょうか。

 

こうなってくると、殺されてしまったドラックスの奥さんが気になります。

 

今の所、ドラックスの奥さんは、

「ダンスを踊らない種類の人間」

という情報しかない気がするのですが…

 

何となく、ドラックスは太めの人が好きそうなイメージ。

ドラックスみたいな肌をした、丸くて貫禄のある御婦人を想像しています。

 

 

ドラックスに醜いと言われても、マンティスは全く気にしていない様子。

 

そんなマンティスに、ドラックスは

「娘は君に似て純粋だった」

と言います。

 

あれ?なんか、いい雰囲気?

でも、マンティスの容姿は全く受け入れられない様子だし…?

 

2人の関係は、どうなるんだろう?

そう思いながら、特に何もないままラストのシーンへ。

そこで、ドラックスがマンティスに対して言った言葉。

 

「君も美しい。内面だけだが。」

 

ドラックスとマンティスは、今後、恋人関係に発展するのか?

見所だと思います。

 

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー公式 (@GotGJP) | Twitter

 

個人的には、

「大事なのは内面だ」

と、ドラックスが言い出しそうな気がします。

 

2人が恋人になったら、面白そうですね。

ピーターとガモーラの距離にも変化を与えるきっかけになるんじゃないか

と思ってます。

 

兎に角、次回作にマンティスが出てくることを期待してます!

 

 

④無双ヨンドゥが格好良い!

 

エゴの星に向かったピーター、ガモーラ、ドラックス。

一方ロケットは、宇宙船修理のために、不時着した星に残ります。

ロケットの相棒であるベイビー・グルートも、もちろん残っています。

 

そこに、ヨンドゥが襲撃に来ます。

ロケットが機会を使って賊を退治するシーン、楽しかったです。

 

結局

ヨンドゥに捕まるロケットとベイビー・グルート

ヨンドゥの船で反乱がおこる

ロケットとグルート、ヨンドゥが捕まってしまう

という流れでストーリーが進んでいきます。

 

ヨンドゥは、頭に載せたフィンと口笛で、武器(ヤカの矢)を自在に操ります。

 


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 本編プレビュー映像

 

ベイビー・グルートの可愛い小ネタを楽しんだ後、

ヨンドゥはフィンを取り戻します。

 

 

ヤカの矢を手に入れたヨンドゥは、

 

もはや無敵…!

 

裏切った元部下達を流れるように瞬殺します。

 

無双ヨンドゥ、格好良い!

 

脱出したヨンドゥ、ロケットとベイビー・グルートは、エゴの星に向かいます。

 

 

⑤いつか、ネビュラの笑顔が見たい

 

ガモーラを追いかけて来たネビュラ。

 

ネビュラ。蒼い顔が綺麗

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ネビュラ|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|マーベル公式

 

ネビュラは、ガモーラの義理の妹です。

ガモーラは、自分の両親を殺したサノス(ネビュラの父親)によって、暗殺者に育て上げられました。

 

ガモーラ。ガーディアンズの中で最も常識人

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ガモーラ|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|マーベル公式

 

 

姉妹の死闘の末、ネビュラは(ガモーラも)ボロボロに。

 

ここでも、ガモーラに勝てないネビュラ。

機械みたいな体だな

 

と思っていたら、

 

ネビュラの父親サノスは、ネビュラとガモーラを闘わせ、ネビュラが負けるたびに、もっと強くなるようにとネビュラの体を改造していったという。

 

話を聞く限り、麻酔とかそういう物なしで、改造していたらしい…

恐ろしい…

 

姉妹間の戦いの中で、明かされるネビュラの想い。

 

「姉さんは、私の事なんか気にかけず、いつも勝つ事しか考えていなかった。

私は姉妹が欲しかったのに。」

 

そうなんだ…

ネビュラの幼少期、想像するだけで辛い…

 

今作で、最終的にガモーラとの溝も少し埋まったみたいだし、

今後は、ネビュラにも笑って欲しいなあ。

 

ネビュラの笑顔が見てみたいです。

 

⑥ヨンドゥの最後…感動しました

 

ピーターを地球から攫って、盗みの手伝いをさせていたヨンドゥf:id:lanri-th:20170902234316j:plain

ヨンドゥ|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|マーベル公式

 

ピーターは、自分を攫ったヨンドゥのことを快く思っていませんでした。

 

しかし、

ヨンドゥは、ピーターの父親エゴに、様々な星にいる、エゴの子供を連れて来るように頼まれていた。

しかし、ヨンドゥは、エゴが子供達を殺していることを知った。

そこでヨンドゥは、ピーターをエゴの所に連れて行かず、自分で育てた。

 

ヨンドゥは、実は、ピーターにとって命の恩人。

そして今作の最後で、ヨンドゥは、自分の命を捨ててまで、ピーターを助けます。

 

ヨンドゥの最後、

 

感動です

泣きました

 

父であるエゴより、育ての親であるヨンドゥ、そして今の仲間が本当に大事な存在だと実感するピーター。

まあ、エゴは、ピーターの母親を殺した張本人ですからね…

好きになれる訳ないですよ。

 

そして、流れた音楽。Cat Stevensの

Father & Son

Father & Son - Cat Stevens [Guardians of the Galaxy: Vol. 2] Official Soundtrack

 

字幕でも日本語訳がしっかり出てきたので、歌詞の意味が、しっかり分かりました。

 

参考

 

Musixmatch - The world's largest lyrics catalog

 

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス

笑えて泣ける、良い映画でした!

 

 

ファイトクラブ(感想・ネタバレあり)

ファイトクラブ

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あらすじ

平凡な会社員である主人公は、不眠症に悩んでいた。主人公は、医師の勧めで自助グループに参加し、癌患者と泣く事により、精神的な安らぎを得た。これを機に、主人公は患者と偽って、自助グループ通い始める。不眠症が改善し、精神的な安定を得た主人公は、自助グループで、あきらかに患者ではない女、マーラと出会う。彼女の存在によって、主人公は自助グループで泣けなくなってしまう。

不眠症が再発した主人公は、自分と葉正反対の性格をもつ男、タイラー・ダーデンに出会う。タイラーが「俺を殴れ」と主人公に頼んだことがきっかけで、2人は、本気の殴り合いを行う仲になる。始めは2人で行っていた殴り合いも、次第に参加者が増え始めたことで、タイラーは、1対1でファイトを行う、「ファイト・クラブ」を結成する。

 

 

前回記事にした、ベイビードライバーで、映画内のテレビ画面でファイトクラブのシーンが一瞬出て来たので、ファイトクラブの感想も書こうと思います。(少し前に観た映画なので、色々間違っているところがあるかも知れませんが、ご了承ください。)

 

 

ファイトクラブは、

ブラッド・ピッドが格好良い!

そう聞いて、観た映画です。

 

元々は、ブラット・ピットが大好き!と言うわけでは無かったんですが(失礼)、この映画で好きになりました。

 

ブラッド・ピッドは悪い男が似合いますね。

 

ファイトクラブを観て以降、ブラット・ピットが良い人を演じている映画は、

何か違う気がする…

そう思うほどになってしまいました。(褒めてますよ!)

 

そして、主人公のエドワード・ノートン

 

演技力が凄い

 

ファイトクラブでの、狂気的な演技に痺れました。

 

この映画は

少なくとも、2回は観るべき

と思っています。出来たらもっと観て欲しい。

 

全部観てから、もう一度観ると、別の見方ができて面白いです。

観るたびに、発見がある作品です。

 

 

以下、ネタバレ含みます。

 

ややこしいので、

エドワード・ノートンが演じる役を「主人公」

ブラット・ピット演じる役を「タイラー」

として書いていきます。

 

 

自助グループで色々解放しちゃったのかな?

 

不眠症に悩む主人公は、医師の勧めで自助グループに通い始める。

 

こういう自助グループは、アメリカのドラマとかで観た知識しかないですが、

見知らぬ人に自分の話をすることで、心の安定や承認欲求を満たす場所

なんだろうと解釈しています。

 

映画を観ながら、

 

自分の社会生活には関係のない人達に、悩みや意見を聞いてもらう場なのかな。

話すことって精神的に良いことなんだな。

 

と、どうでもいいことを考えていました。

 

様々なグループに通うことで、主人公は精神的に安定していきます

 

癌でもないのに末期癌患者としてセミナーに参加したり。

悩んでいるふりをして参加したり。

 

主人公は、たとえ嘘であっても悩みを告白する。

そして、泣く事で精神的に解放される。

 

これがきっかけで、タイラーが姿を現し始めたんだろうなと思っています。

 

自助グループで、自分の本心を語る人達に感化され、

自分を解放して良いんだ

思うままに生きていいんだ

と思うようになり、自分を解放した結果、タイラーが現れたんじゃないかと思っています。

 

②この映画の登場人物は、皆ヤバい

 

主人公に、俺を殴れと言ったタイラー。

うん、ヤバい人決定。

頭おかしい。

 

 

ファイトクラブで、美形の若い子をボコボコにする主人公。

 

この男の子、タイラーに気に入られているから嫉妬したんだな。

主人公もタイラーと同じくらい、ヤバいなぁ。

 

そして、タイラーにサイコ野郎と冷たく言われ、

「美しい物を壊してやる」(そんな感じの台詞)

そう言った主人公は、殆ど無表情。

 

ここから、愛と憎悪の話が始まるのか?

 

そう思いながら観てました。

実際は違いましたけど…

 

ヤバい人に魅力を感じた人達が集まったら、そりゃヤバい軍団になりますよね。

タイラーの人望もあり、ここから、どんどんファイトクラブが危険な組織になっていくわけです。

 

決して、いい女としての登場ではなかった、精神を病んでいたように見えたマーラが、一番常識人で良い人に見える不思議…

 

③嫌な奴から始まったマーラが、一番の理解者に

 

主人公が通っていた自助グループに、明らかに浮いてる女の人が…

 

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主人公は、嘘ついてるけど、まだ良いよ。地味で馴染んでるから。

それに引き換え、真っ黒い服とタバコって…

いやいや、何かしらの病を患ってる人の集まりだからね。

もう少し馴染む努力しようよ。

そんな格好していたら、主人公じゃなくても気にするって。

 

そんな浮いた女、マーラと出会う事で、主人公は不眠症を再発。

 

主人公は、自分の感情を吐き出す人たちの中で、自分も感情を出して、それに安心感を覚えていた。

なのに、感情を出さない謎の女が目の前に現れたら…。

うん、確かに気になるし、気に入らない。

 

始めは主人公も、

「マーラは腫瘍のような女だ」

と言っていたけれど、次第に惹かれ合っていくのは、結局似た者同士だったからからだと思っています。

 

最終的に、マーラは

主人公の信者じゃなく、対等な唯一の存在

になったんじゃないでしょうか。

 

主人公にとっては、悪魔というより、天使…

ダークエンジェルですね(笑)

 

④ブラット・ピットが格好良い

 

ブラット・ピットは、ユニークで危険な石鹸売りの男、テイラーとして登場。

「俺を殴れ」のヤバい人です。

 

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映画グッズ専門サイト|シネマーズ

 

 

前評判で、

ブラット・ピットが格好良い!

と聞いていたので、多少ハードルが上がった状態で観ました。

 

結果…

格好良かったですね!

 

冒頭でも書きましたが、ファイトクラブを観て以降、

ブラット・ピットに良い人は似合わない

と思ってます。

 

それくらい、ファイトクラブでブラット・ピットが格好良かった。

 

鍛えてあるなー

良い体してるなー

とは思いましたけど、筋肉が良かったとか、殴り合うところが良かったのかというと、そうじゃないんです。

 

赤いジャケットが似合う。

サングラスが似合う。

ノリが軽めの悪人のイメージにピッタリ。

 

ノリは軽いけど小物感は無く、どっしりした大物感。

このタイラーは、敵にしちゃダメだと思わせる迫力。

 

うん、素晴らしい!

 

エドワード・ノートンの演技力に痺れました

 

後半に、主人公が自分で自分を殴るシーンがあるのですが、

 

ここでは、主人公への感想以上に、役者さんの演技力が凄いなと感動しました。

(主人公に対しては、「あー、ファイトクラブで悪影響受け過ぎ。色々馬鹿になってるなー。」くらいしか考えてませんでした。)

 

主人公役の、この人、凄い!

 

シンプルに、そう思いました。

 

この凄い人、誰?

ふむふむ、エドワード・ノートンっていうのね。

 

あのシーンで、1瞬にして好きになりました。

いつか、他のエドワード・ノートンの出演作も、観てみたいなと思っています。

「真実の行方」「スコア」「アメリカン・ヒストリーX」…

 

エドワード・ノートンのデビュー作、「真実の行方」

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その後も、エドワード・ノートンの演技力が光るシーンばかり。

 

タイラーから、真実が告げられて以降の、

タイラーと2人で(本当は主人公1人で)殴り合うシーン

タイラーに瓶の飲み物を渡すが、実際は主人公しかいないので、瓶が手から離れ、地面に落ちて割れるシーン

印象に残っています。

 

⑥最後にやってくる驚きの展開

 

初見では、映画を観ながら

どんなエンディングになるんだろう?

そう思ってました。

 

主人公とタイラーが始めたファイトクラブ

 

ルールを決め、クラブに参加する人を厳選していくことで、タイラーの人望によって成り立つ組織になっていく。

 

内輪で楽しむものだった筈のファイトクラブが、ついに、主人公の知らないところで、犯罪を犯す反社会組織に…

 

ヤバい方向に自体が進んでいて、主人公も組織も、もう戻れない雰囲気。

 

うーん、これ、主人公はどうなるんだろう。

タイラーに反発して、殺されるのか?

タイラーに染まって、闇オチするのか?

それともタイラーを殺しちゃうかな?

 

或る意味、間違いじゃない部分はあったのですが…

それ以上に、色々違ってましたね。

 

そして、後半の謎解きシーンへ。

 

タイラーを探し、あちこち回る主人公。

少しづつ仄めかされる真実に、混乱。

 

主人公も混乱していましたが、私も同じくらい混乱しましたよ。

 

バーテンに、「タイラーはあなたですよ」と言われた主人公

(私は、タイラーが主人公の顔に整形でもしているのか?と思ってました。)

 

そして、主人公は、混乱しながらもマーラに電話

(私は、何でマーラに電話して、自分の名前を聞いてるんだろう?と思ってました。)

 

マーラの台詞

「あなたはタイラーでしょ?」

 

 え?どういうこと?

 

そしてタイラーが登場し、主人公に

「俺はお前だ。」

と分かり易く説明。

 

そこで、私はようやく理解しました。

この時、私の察しは凄く悪かったです。

主人公より察するのが遅かったです。

 

分かった途端、驚きでドキッ!としました。

 

そういう展開かー!!

 

 

もともと、この映画は、

「ブラットピットが格好良い」

それしか聞いていなかったので、良い意味で裏切られました。

 

どんでん返しがあるんだ

事前にそう聞いていると、ある程度予想してしまうのですが、この時は何も考えていなかったので、驚きが大きかったです。

 

 

この作品には、色々な伏線が張られているのですが、初見では全く気付きませんでした。

 

事実を知ってから、改めて観直すと、

 

主人公とタイラーが2人で会話しているシーンはあっても、第3者がいる場面では、主人公とタイラーは一緒の画に映らない。

 

マーラも、主人公とタイラーが同一であることを示唆する台詞を、何回か言っている。

 

などなど…

 

本当に作り方が上手い画だなと思います。

そして、主人公とタイラーが同一である可能性に初見で気付けなかったのが悔しい…!

 

 

⑦よく分からなかったエンディング

 

最終的に、タイラー(自分の顎)を撃つ事で、タイラーを制した主人公。

 

そして、銃で顎をぶち抜いた血まみれの主人公が、マーラと手を繋ぎながら、次々と爆発していくビル群を眺める。

 

このエンディングを観て、私は、

 

何この結末?

 

主人公は悟った顔してるし、別の人みたいに覚醒してるっぽいけど、よく分かんない。

 

この映画、主人公とタイラーが同一だってわかる部分がピークで、エンディングは惰性だな。

 

まあ、エンディングはなんかよく分かんないけど、ブラットピットの格好良いし、エドワード・ノートンの演技力が凄いから良いか

 

そう思いました。

 

でも、

このブログを書く為に、あらすじをしっかり思い出そうと、色々なレビューや感想、解説を読んで、

 

なるほど、このエンディングには、こういう解釈もあるのか

 

と、目からウロコでした。

ファイトクラブの考察、楽しめました。ありがとうございます。

 

次にファイトクラブを観る時は、エンディングも楽しめそうです!

 

ベイビードライバー (感想・ネタバレあり)

 

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あらすじ

ベイビー(アンセル・エルゴート)。その天才的なドライビング・センスが買われ、組織の運転手として彼に課せられた仕事―それは、銀行、現金輸送車を襲ったメンバーを確実に「逃がす」こと。子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされ続けているベイビー。しかし、音楽を聴くことで、耳鳴りがかき消され、そのドライビング・テクニックがさらに覚醒する。そして誰も止めることができない、追いつくことすらできない、イカれたドライバーへと変貌する―。
組織のボスで作戦担当のドク(ケヴィン・スペイシー)、すぐにブチ切れ銃をブッ放すバッツ(ジェイミー・フォックス)、凶暴すぎる夫婦、バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)。彼らとの仕事にスリルを覚え、才能を活かしてきたベイビー。しかし、このクレイジーな環境から抜け出す決意をする―それは、恋人デボラ(リリー・ジェームズ)の存在を組織に嗅ぎつけられたからだ。自ら決めた“最後の仕事”=“合衆国郵便局の襲撃”がベイビーと恋人と組織を道連れに暴走を始める―

映画『ベイビー・ドライバー』オフィシャルサイト|ソニー・ピクチャーズ

 

 

久し振りに時間ができて、映画でも観ようかなと思い、予告でビビッときた映画。

 

アクション映画であり、ミュージカル映画でもある!

 

もともとアクション映画が好き。特に、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを観てから、音楽とアクションのコラボが大好きになっていた私は、この映画は観るしかないと、その足で映画館に行きました。

 

ノリのいい、クールでイケてる映画を期待してるぜ!

 

と、どこぞのアメリカ映画に出てくる若者さながらに、映画館へ。

 

私、音楽は余り知識が無いのですが、十分に楽しめました。

 

冒頭から、そりゃもう格好良かった。音楽とカーアクションの合わせ技が最高。

格好良すぎて、感無量でした。

 

冒頭のシーンだけで、映画館で観た価値があった

感動に浸りつつ、この格好良い映画が、どんな展開になるのかと、不安でもありました。

 

何故なら、予告での予習のお蔭で、この後に女の子が出てきて、ラブストーリーになるって知ってたので。

 

ラブストーリーはラブストーリーで、始めからそういうつもりで観ると、全然良いんですけどね。

今回は、アクション映画を期待してたので。

きっとアクション映画だと期待を込めて、賭けのつもりで映画館に行ったんです。

 

そもそも、アクションとミュージカルとラブストーリーって、盛り込みすぎ!

絶対に3つもバランスとれない。

犯罪の世界から足を洗う話なんて、きっとラブストーリーな展開になるんだろうな(偏見)。

どうせ、後半はイチャイチャラブラブした映画になるんだろう(思い込み)

 

そんなこと思ってスミマセンでした。最後まで格好良かったです。

 

イチャイチャしてはいたけれど、適度で爽やかな加減で不愉快にならず。

 

話のなかで、誰かが突然歌って踊り出すという演出も無かったので、ミュージカル映画というよりは、音楽を最大限に生かしたアクション映画でした。

 

以降、ネタバレが始まるので、ご注意ください!

 

①兎に角、格好良いカーアクション

 

曲とドライブも格好良くてドキドキしました。

車が爆走している映像と、ノリのいい音楽って、どうしてこんなにテンション上がるんでしょうか。最強の組み合わせですよね。

 

冒頭シーンの曲、調べてみたら、「Bellbottoms」っていう曲なんですね。

格好良かったので、忘れない様にメモしておきます。


The Jon Spencer Blues Explosion Bellbottoms

 

 

アクションのドキドキもあったけれど、

ベイビーは、いつ失敗するんだろう?この仕事で失敗するのか?そうなのか?

と、ドキドキしながら観ていて、気づいたら映画に引き込まれました。

 

テキーラの所は、手榴弾持ったあたりから察してたけど、ビシッと決まって気持ち良かったです。

バッツの、「テキーラ…」の一言も、クスっと笑えつつも格好良い。

ああいうシーンは印象に残ります(笑)

 

ミュージカル映画でもある

 

冒頭のシーンで、余りにカーアクションが凄いから、ああ、これはアクション映画なんだな、と思いました。

 

でも、その次のシーン、最初のクレジットで、溢れるミュージカル感。

カーアクションが1番だけれど、ミュージカル映画でもあるんだよ

と、映画のコンセプトを明確に示された気がしました。

 

フムフム、やっぱりミュージカル映画でもあるのね。

 

「カーチェイス版のラ・ラ・ランド」と言われているのだから、そりゃそうか。

こうなったら、ラ・ラ・ランドも観よう。

映画館公開を逃して、観る機会を失っていたので、ちょうどいい機会だと思って、また今度ラ・ラ・ランドのDVD借りてこよう。

 

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Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved

 

③ベイビー大好きなボスが好き

 

ボスが作戦を話している間も、イヤホンで音楽聴きながら、エアーでピアノ演奏をしているベイビー。

「全然聞いてねえけど、こいつ作戦分かってんのか」

そう言われ、ボスに分かったかと聞かれたベイビーは、作戦を一気に喋る。

 

ベイビー、口も読めるのね。驚異の記憶力、分けて欲しい。

 

そう思っていると、ドヤ顔するボスのドヤ顔が映って、更にダメ押しの

 

「This is my baby」(これが私のベイビーだ)

 

この人、ベイビー好きすぎるでしょ

ベイビーが、それこそベイビーって呼ばれる年の頃から、10年間一緒に仕事をしていて、ベイビーのこと、息子感覚なのかな。

それとも、息子感覚以上にお気に入りなのかしら。

 

そんなことを考えながらの後半シーン。

 

ベイビーが失敗して助けを求めても、「ベイビー?誰のことかね。」とあっさり電話を切るボス。

 

ベイビーのこと、容赦なく切っちゃうんだ。

まあ、仕方ないよね‥

やっぱり、ボスにとって、ベイビーは使い勝手の良い駒なのか

 

けど、

アジトにやって来たベイビーとデボラを見て、若い頃を思い出したと態度一変。

 

2人にお金渡して、

「早く逃げろ!」

 

なんだかんだ言って、やっぱりベイビーのこと、大好きだったんでしょ!

キュンッとしながら、ボスの戦闘シーンへ。

 

銃構えてバンバン打つところ、格好良かったです。

 

やっぱり、オジサンがスーツ着て戦ってるところは格好良い!

 

あのまま、ベイビーのことを見捨てるパターンでも良かったと思うけれど、戦う姿が見られたので満足です。

 

④最後に本当の覚醒を見せるベイビー

 

後半の、ベイビーによる車戦闘シーン。

 

クイーンの「Brighton Rock

車と車のぶつかり合い

銃の乱れ撃ち

 

最高です!

 


Queen - Brighton Rock (Official Lyric Video)

 

デボラの命がかかってるからか、ベイビー、覚醒してました。

今までのシーンで見せた事ないくらい、戦闘モードの顔をしていました。

 

目のアップシーンが多いなと感じたけれど、しつこ過ぎないギリギリの所を突いてきた印象です。

緊迫感と気合い、死闘感が伝わる演出だったと思います。

 

ベイビーの覚醒は良しとして、

最終的に、デボラが悪に染まらなくて本当に良かった。

燃える車を見下ろすデボラが、ヤバい世界に踏み込んでいた気がして、怖かったです…

 

⑤ちゃんと罪を償う。一番幸せなエンディング

 

映画を観ながら、終わり方は、どうなるんだろうと気にしてました。

逃亡オチか、死にオチか?

 

結果

デボラの為に、逮捕される道を選んだベイビー

 

その判断は素晴らしい。

安心しました。

 

デボラは、(出会ってからの日数のわりに)ベイビーにベタ惚れしている様子だったし、かなり追い詰められていたし、若さも相まって、

 

2人で逃避行しようぜ!この金で国境超えるぞー!

 

ってなるんじゃないかと思っていたので。

 

闇落ちも悪くなかったけど、2人の将来を考えたら、一番良いですよね。

ベイビーも、これからは、きちんと生きていく事でしょう。

就職先は、やっぱりピザ屋かな?

 

 

⑥気が付いた小ネタやら感想

 

最後の、ボスとのエレベーターでのシーンで、ボスの「お前はドライバーだ。25年間走り続けられる。」みたいな台詞、逮捕後の懲役25年(実際は、20年仮釈放)の伏線になっていたのか。

 

ボスの車を泥棒した、ベイビーの子供の頃の技術、10年経っても衰えてなかった。 

 

2回目の仕事で出てきたアジア系の人、ボスに殺されちゃったけど、何故だったんだろう。

それとも彼は、ボスじゃなくてバッツに殺されたのかな。

役立たずだとは言っていたけど、殺す必要あったのか?という疑問。

 

ボスは、どういう立ち位置なのか。

大物犯罪者で、周りから一目置かれている身ではあるんだろう。

犯罪計画を立てて、それに適した人を雇って儲けているのは理解したけれど、雰囲気がマフィアのボス的というか。

でも、大きな組織を持っているわけでは無さそうだったので、飽く迄、個人営業なのか。

 

途中、テレビ中の映像に出てきた、ファイトクラブのブラットピットに、おおっ!ってなった。

 

 

総評

 

ノリのいい、クールでイケてる映画!

 

でした!

もう一回、映画館に観に行ってもいいなぁ。

 

 

映画ブログ 始めました

こんにちは。ランリースです。

タイトル通り、映画ブログを始めました。

 

ブログを書く練習がてら、どうしてブログを始めようと思ったのか、ちょっとした決意と共に書きます。

 

このブログでは、主に映画の感想を書いていきたいと思います。 

 

家族や友達と観に行ったときは、感想を言い合えるんですけど、1人で映画を観た後、特に良い映画だと、この思いを何処かにぶつけたい!ってなるんですよね。

今まさに、その気持ちが溢れているわけです。

 

と、いうのも…

今日、ベイビードライバーという映画を観てきました。

その映画に痺れて、

 

感想書きたい!そうだ、ブログを作ろう!

 

と、なったわけです。その勢いのまま、はてなブログ開きました。

(この際、ツイッターも始めようかなぁと思ってます。)

 

「映画の感想を書くと、映画を深く考察できて、更に楽しめるんじゃないか」という持論を展開しつつ、自分の中で、映画の整理をする作業としてブログを書くつもりです。

 

過去に観た映画の感想も、少しづつ書きます。

 

勿論、他の方の映画感想を読んだり、映画好きの方と交流できたら嬉しいです。

 

学生時代、先生に文章が堅いと言われた経験がある(全く言い返せなかった)通り、文才はないし、魅力的な文章を書ける気もしないですが、映画を観たらチョコチョコ書いていきたいです。

 

ブログ初心者なので、この文章を最後まで読んで下さった、数少ないあなたに感謝して、ついでに色々教えて貰えたら嬉しいなーとか図々しいことを書いて、とりあえず初投稿を締めくくります。

よし、ベイビードライバーの感想書くぞ!